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2018.05.26

尿路結石の手術1 (おなかを切らない手術)

体外衝撃波結石破砕術(ESWL)
体外衝撃波結石破砕術(ESWL)は腎臓(腎盂、腎杯)、尿管の結石に対して衝撃波を使用して結石を細かく破砕する治療法です。
患者さんはベッドで仰向けになり、水の入った風船のような器械(衝撃波発生装置)を体に密着させ、衝撃波の力を利用して約1時間かけて砕石を行います。

体外衝撃波結石破砕術が日本に導入されたのは1984年で、1985年には一般の治療として厚生省に認可されました。 それまでは尿路結石の手術は開腹術がほとんどでしたので、「お腹を切らない手術」として大変画期的で結石症の患者さんにとってはまさに救世主でした。

体外衝撃波砕石術(ESWL)はどんな石でも治療可能というわけではありませんが、1~2㎝大の結石に対しては効果的で患者さんの負担も少ない(侵襲が少ない)ので適応を誤らなければ現在でも非常に優れた治療法だと思います。

当クリニックは同仁病院と密接に連携をし、結石の検査、手術(砕石術は同仁病院で行います)、術後の再発防止のフォローまで潤滑に行うことができますので、結石症の患者さんも安心してご相談ください。

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